江原道と鳥取県の交流再開 30日に米子で会談
竹島問題を機に交流が中断している鳥取県と韓国・江原道との交流再開に向け、
平井伸治知事と金振※(注)(キム・ジンソン)知事との会談が三十日午後に米子市内で行われることが決まった。
日韓の交流促進に加え、米子−ソウル便の利用促進を図る上でも金知事の“交流再開宣言”は
大きな要素となるとみられ、トップ会談の行方が注目される。平井知事は二十四日の定例会見で「誠意を尽くす」と意欲を語った。
鳥取県は江原道との交流再開に道筋を付けるため、藤井喜臣副知事が先月上旬にタイ・チェンマイ市で金知事と会談。
交流再開の求めに、金知事は平井知事と直接話し合う意向を示していた。
金知事は交流再開に向けて「道議会、道民の考えを把握したい」と慎重な一面を見せる一方、
「私の最終判断は鳥取県民、江原道民にとって良い判断になるよう望んでいる」と好意的な姿勢も示している。
会見で平井知事は会談の見通しは不透明としながらも、「金知事とひざを交えて現状を打開する方向に議論を持っていく。
誠意を尽くして日韓交流の大義を説きたい」と述べた。
県議会も九月議会で江原道との交流再開を願う決議を全会一致で採択。金知事に決議文を手渡しており、
三十日は鉄永幸紀議長との会談も予定されている。
金知事は、三十一日に境港市で開かれる北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミットに出席のため、三十日に米子市入りする。
http://www.nnn.co.jp/news/071025/20071025003.html