12月の改正食品リサイクル法施行をにらみ、セブン&アイ・ホールディング
スとミニストップが市町村をまたいだ食品廃棄物のリサイクル網づくりに乗り
出す。店舗で発生した廃棄物から作る肥料・飼料を使って農畜産物を生産、店
舗で販売する自社循環網を築く。改正食リ法では食品小売業などに従来より高
いリサイクル率の達成が求められる。達成に向け、市町村境を越えたリサイク
ル網を築く動きが流通業界で広がりそうだ。
改正食リ法は食品関連業界に高い目標を課す代わりに、コンビニなど大規模
なフランチャイズ(FC)チェーンが一つの事業者としてリサイクルに取り組
めるようにする。この一環として、FCチェーンが市町村をまたいで廃棄物を
集められるようにする。現在は認可事業者しか自治体を越えた収集はできない
が、今後は自社循環網をつくれば、大量収集した廃棄物を特定拠点で効率的に
肥料・飼料にできるようになり、リサイクルコストが大幅に下がる。(07:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20071018AT1D1705M17102007.html