「サブプライム」損失銀行支援、米大手銀が基金創設を協議
【ニューヨーク=山本正実】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は12日、
シティグループなどの米大手銀行が、低所得者向け住宅融資「サブプライムローン」で
損失を受けた銀行を支援するため、総額1000億ドル(約11兆7000億円)の
基金を創設する方向で協議を始めたと報じた。
報道によると、協議を呼びかけたのは米財務省のロバート・スティール次官(国内金融担当)で、
9月にワシントンにある同省に、大手銀行の代表者らが集まって協議したという。
欧米の金融機関では、8月以降の金融市場の混乱を受け、傘下の資産運用会社やヘッジファンドが、
保有する証券化商品に含み損を抱えたところが多い。基金は、こうした損失の処理に使われるという。
(2007年10月13日14時4分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20071013it06.htm