馬インフルエンザの感染が拡大した第62回国民体育大会「秋田わか杉国体」の馬術競技について、
日本体協、秋田県など主催者は8日、最終日の9日までに予定していた残り競技をすべて中止すると発表した。
日本馬術連盟によると、国体での馬術競技中止は史上初という。
秋田県はこの日出場予定の馬75頭を対象に簡易検査を実施し、新たに9頭の感染が判明。
「(感染は)さらに拡大しているものと判断される」とした。全170頭のうち感染は18頭に広がり、
隔離厩舎の収容頭数が16頭のため今回の9頭は隔離していない。
山内英樹競技運営委員長(日馬連理事長)は記者会見し、大会前の検査を含め「農水省や秋田県の
指示に従い、万全を期したが、非常に残念」と話した。再発防止のために感染経路の調査に努めるという。
http://sports.nikkei.co.jp/news.cfm?i=2007100802980n0