啄木の人間味、豆本に 来月刊行 日記から逸話紹介 小樽の水口さん
百年前の九月二十七日、明治の歌人石川啄木が、小樽に居をかまえた。
これを記念して小樽、後志と啄木のかかわりをまとめた「豆本」が十月中旬に刊行される。
執筆は小樽啄木会の水口忠会長(77)。
小樽での百十五日間の日記から、同僚や家族を思う人間・啄木像を浮かび上がらせる。
郷土史などを十センチ四方の豆本にして自費出版している「余市豆本の会」(前田克己代表)が
「小樽啄木餘話」と題し、刊行する。
啄木は小樽在住の一九○七年(明治四十年)九月から、翌年一月十九日まで詳細な日記を残している。
水口会長は日記を読み込み、一日ごとの出来事を表にまとめて啄木の生活に迫った。
(以下リンク先)
ttp://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/51812.html ・「石川はふびんな奴だ」ときにかう自分で言ひてかなしみてみる
・あの頃はよく嘘を言ひき 平気にてよく嘘を言ひき 汗が出づるかな
・途中にてふと気が変りつとめ先を休みて今日も河岸をさまよへり
・どんよりとくもれる空を見てゐしに人を殺したくなりにけるかな
・非凡なる人のごとくにふるまへる後のさびしさは何にかたぐへむ
・こころよく我にはたらく仕事あれ それを仕遂げて死なむと思ふ
いま生きてたら啄木は間違いなくν速民…。