国内自動車メーカー8社は27日、8月の生産・販売・輸出の実績を発表した。
トヨタ自動車、日産自動車など6社の国内生産が前年同月の実績を上回り、マイナスはダイハツ工業と富士重工業だけだった。
ダイハツとスズキを除く6社で輸出が増加し、低迷する国内販売を海外でカバーする構図が続いている。
ただ、各社が相次いで新型車を投入した効果で、トヨタなど4社で国内販売も上向き始めた。
トヨタの国内販売は前年同月比2.4%増の10万4246台。6月に全面改良した主力ミニバン「ノア」などの新型車が伸び、
1年ぶりに前年実績を上回った。軽自動車を除くシェアは45.7%で、8月として過去最高だった。
日産自動車も8月に発売したSUV(スポーツタイプ多目的車)「エクストレイル」などが好調で、
国内販売は前年同月比4.3%増の4万7786台と、10カ月ぶりの増加。
国内生産、海外生産、輸出台数も前年同月を上回った。
ホンダの国内販売は昨年7月の新車発売の反動で、前年同月比19.6%減の3万6780台だった。【森有正】
毎日新聞 2007年9月27日 23時11分
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20070928k0000m020159000c.html