「人材の自民党」は消えた
「安倍の失敗によって、自民党の若手議員は信頼をなくした。いまの若手はほとんどが2世、3世で、みな先代に比べればひ弱だ。
すでに『人材の自民党』は消えたといえる。昔は、自民党自らが『人材の自民党』といっても通るところがあったが、実際、議員らに会ってみても
民主党の方がしっかりしている。苦労しているから、頼りがいがある。これでは、与野党逆転は近い」
「福田政権は、衆院選をできるだけ先に延ばすための政権。選挙に強い古賀(誠・選対委員長)に、二階(俊博・総務会長)をくっつけて乗り切ると
いう作戦だ。選挙のベテラン2人ではあるが、それでもいまの小沢(一郎・民主党代表)にはかなわないと思う。
なぜなら、自民党の大票田であった農村票が民主党に鞍替えしてしまったからだ」
否定されたのは小泉構造改革
「参院選後の自民党の総括をみても、総裁選での福田、麻生の発言をみても、『まったく分かってない』といえる」
「国民は、『美しい国』や『戦後レジームからの脱却』とかを掲げて抽象的な政治をやる安倍を拒否した。
それよりも、いまは年金、格差という生活の問題が最優先課題だと参院選で明確につきつけたわけだ」
「だが、自民党の言っていることをよくみると、まだ『われわれは間違えていない』といっている。
国民に批判・否定されたのは小泉(純一郎・元首相)の構造改革なんだが、それを認めていない。これではもう一度、選挙をやるしかない」
「だが、このまま小泉構造改革路線を変えないで選挙をやったら、自公連立は滅びるだろう」
http://www.ohmynews.co.jp/news/20070926/15435