京都府内のひきこもり青少年向け
社会参加支援8団体が連携
自宅にひきこもりがちな青少年の支援に取り組む8つの民間支援団体が合同で「青少年の社会参加応援委員会」をつくり、
10日から就労体験や合宿生活を連携して企画する事業を始める。青少年の個性や地域に応じた体験プログラムの提供を目指す。
■10日から 合宿や就労体験
従来は団体同士の連携が弱く、青少年に応じたプログラムの提供に限界もあったが、
昨年5月に28団体によるネットワーク会議ができたのをきっかけに具体化した。
事業は、「共同宿泊体験」「就労体験」の2種類。宿泊体験は、府内や滋賀県内の公立施設などに泊まり、
農業や自然、伝統文化に触れる。就労体験は、府が創設した職親制度や府立植物園での清掃などを行う。これらの体験を通じて、生活のリズムや対人関係を取り戻すのが狙い。
体験希望者は、事務局に登録した上で、本人の面接や保護者の相談を通じて、希望のプログラムに参加する。
委員会参加団体は、京都オレンジの会(京都市東山区)、居場所をつくる準備室(左京区)、
京都教育サポートセンター(中京区)、インホープ(下京区)、子どもの強迫(OCD)友の会(伏見区)、
寺子屋みらいの会(向日市)、夢街道国際交流子ども館(木津川市)、聖母の小さな学校(舞鶴市)。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007090800157&genre=C4&area=K00