鬱病の予防には睡眠
不眠が鬱病(うつびょう)の初期症状となるケースが多いことから、静岡県の「うつ自殺予防対策モデル地区」に
指定されている同県富士市で31日、不眠をチェックし、鬱病の早期発見につなげる「睡眠キャンペーン」が行われ、
30人が参加。
40〜60代の働き盛りの世代の鬱病の減少を目的に「パパ、ちゃんと寝てる?」などと書かれたチラシを配布した。
キャンペーンに協力している静岡県精神保健福祉センターによると、県内で自殺が最も多いのは50代で、
それに次ぐ40代と60代を合わせると、全体の約6割に及ぶ。
同センターの中垣真通主査は、不眠が2週間続くと鬱病の疑いが高いとし、「男性のメタボリック症候群の
目安がウエスト85センチであるように、『不眠2週間』が鬱病の代名詞になるように周知を続けたい」と話している。
http://www.sankei.co.jp/chiho/shizuoka/070901/szk070901000.htm