【ベトナム戦争が舞台の】ソニンがキム役を演じる「ミス・サイゴン」【悲劇のヒロインだって】
ソニン大抜擢!キム役で「ミス・サイゴン」4年ぶり日本再演
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200708/gt2007082901.html 歌手で女優、ソニン(24)が来年7月から東京・帝国劇場で上演されるミュージカル
「ミス・サイゴン」で主人公・キム役を務めることが28日、分かった。日本では4年ぶり
の再演で、キム役は故本田美奈子.さん(享年38)、松たか子(30)、知念里奈(26)
らに続く大抜擢(ばってき)だ。
抜群の歌唱力を武器にミュージカル女優として進境著しいソニンが、ベトナム戦争末期の
サイゴン(現ホーチミン市)で米兵と恋に落ちる悲劇のヒロインを演じる。
オーディションは昨年秋から約1年かけて行われた。ブロードウエーのオリジナル版プロデューサー、
キャメロン・マッキントッシュ氏らが審査するため、日本での人気、実績は考慮されない“ガチンコ勝負”。
ソニンは劇中歌「命をあげよう」「サン・アンド・ムーン」を必死で練習し、歌う姿を
録画したVTRを米国に郵送。面談を経て今年6月に“合格通知”を受け取った。
製作の東宝関係者は、「オーディションの過程で磨けば磨くほど表現力が伸びていった。
努力を惜しまない姿も評価された」と、ソニンの役者としての“伸びしろ”が決め手になったと語る。
世界各国で上演された名作への大抜擢に、ソニンは「すごくうれしい。大役ということで
プレッシャーはあります」と笑顔。キムについては「どうしようもない環境から愛を信じ、
はい上がっていく女性。環境に合わせて強くなっていく部分が自分に似ている」。
ソニンは平成12年に、つんく♂(38)プロデュースの男女ユニット「EE JUMP」でデビュー。
しかし、2年後にメンバーの突然の脱退で解散を余儀なくされ、そこからソロ歌手として、女優として
独り立ちしてきた自分の姿に、数奇な運命に翻弄されながら必死に生きるキムを重ね合わせた。
ソニンは出演決定直後に歌のけいこを開始。キム役は過去に本田さん、松、知念
(今回も出演)ら、そうそうたる歌手兼女優が演じてきたが、「過去に誰が演じてきたかは
気にしていません。私っぽく、ソニンらしく演じたい」と“ハマリ役”に気合十分だ。