来春から10年間医学部定員増&授業料免除 ただし卒業後はへき地へ
深刻化する医師不足に歯止めをかけるため、政府は24日までに、来年4月から
大学医学部の入学定員を各都府県で最大5人、北海道で最大15人増やすことを
認める方針を固めた。増員分の学生の入学金や授業料は自治体が全額肩代わりし、
卒業後はへき地などの病院や診療科を指定して9年間の勤務を義務付ける。
期間は10年間で、1年に最大計245人の増員となる。政府・与党が5月に発表した
緊急医師確保対策の一環で、国は都道府県に地方交付税を増額する形で財政援助する方針。
医師不足が深刻な山間部や離島などの医療圏や、産科、小児科などでの医師確保が
狙い。ただ卒業までに最低6年間かかるため、効果が表れるのはしばらく先になりそうだ。
計画によると、増員対象とする大学の選定や人数、卒業後の勤務先については、
自治体の担当者や大学、医療関係者でつくる都道府県ごとの協議会が決める。
http://www.47news.jp/CN/200708/CN2007082401000490.html