スレタイ:
【国際】コスプレしたフランス人の若者も。第8回「ジャポンエクスポ」【MANGA】
本文:
【パリの屋根の下で】山口昌子 「MANGA」に熱狂
フランスでの日本の漫画ブームもここに極まれり、の感を強めさせてくれたのが、
このほどパリ郊外の国際展示場で開かれた第8回「ジャポンエクスポ」だった。
ビデオを含めて5万5000点に及ぶ日本の「MANGA」(今や日本語のままで表示されている)で埋め尽くされた会場に、
週末3日間の会期中に入場したのが約8万人。
場内には、MANGAのキャラクターにふんしたフランス人の若者の着物姿も散見され、
キャラクターグッズやたこ焼きの店にも若者が群がっていた。
知人が翻訳を手伝っているMANGA専門出版社「キューン」のブースを訪ねると、
共同経営者兼翻訳家のセシル(31)とアメッド(30)が「食事をする暇もない」と汗だくになっていた。
社名を「胸がキューンとするMANGAの特性から取った」と語る2人は、
1980年代にフランスでブームになった「ドラゴンボール」や日本のアニメ番組など、
「1回完結のフランスのマンガやアニメとは異なり、話が続いて主人公がその間に成長したりする物語性」
に魅せられたMANGAの第1世代だ。
2003年に同社を設立。04年3月からこれまでに出版したMANGAは約70冊に上る。
第1作は訪日して見いだした新人、たきざきまみやの「エレメントライン」で、
1巻から5巻までフランスでは大成功といえる各約1万部が売れた。
サスペンスもので知られる筒井哲也の「ダズハント」も約1万部と好調で、
この作品の日本以外での版権も持っており、香港、台湾、イタリアなどに販売した。
ブースで一番人気だった塩野干支郎次の「ユーベルブラット」は、3日間で1200部を完売したという。
(中略)
エクスポ会場を選挙集会に使った社会党のロワイヤル前大統領候補は日本のMANGAの暴力性やポルノ的描写を、
「女性蔑視(べっし)、不健全」と非難したことがある。ま、健全なMANGAなんて魅力がないのだろうが、
「女性蔑視、不健全」作品だけは日本文化の名誉のためにも願い下げにしたい。
http://www.sankei.co.jp/kokusai/europe/070718/erp070718000.htm