【絶倫】「疲れた」異例の「3回・4時間」【もう一回!】
米朝協議最初は米大使館でレストランで昼食はさみ最後は北朝鮮大使館
【北京=立尾良二】北朝鮮の核問題をめぐる六カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補は十七日北京入りし、
北朝鮮首席代表の金桂冠(キム・ゲグァン)外務次官と三度にわたって会談。首席代表会合を翌日に控え、
「初期段階の措置」履行までに遅れた約三カ月の時間を取り戻そうと、積極的に動いた。=<1>面参照
同日午前、ソウルから北京空港に降り立ったヒル次官補は、大勢の報道陣を前に「やるべきことがたくさんある」
とふだんの冗舌ぶりは消え、足早に車に乗り込んだ。
同次官補は、まず北京市内の米大使館で金次官と約一時間会談。続いて中華レストランで約一時間二十分、
昼食をとりながら話し合った。さらに北朝鮮大使館へ移動し、約二時間協議。ロシアや日本の首席代表とも短い
会談をこなした後、記者団に対し、金次官との協議を「よい会談だった」と振り返った。
米政府は、すべての核計画の申告など「次の段階」措置の年内履行を目指すが、北朝鮮が否定する
高濃縮ウラン(HEU)計画疑惑の扱いなど懸案も多い。ヒル次官補はこの点について「われわれは基本的に
同じ船に乗っている。六カ国は、方法は違っても、同じ方向を向いている」と述べ、首席代表会合での成果に
期待を示した。
「初期段階の措置」履行までに、米国は北朝鮮に凍結資金問題などで譲歩を重ねてきた。北朝鮮は米国の
足元を見透かすように、テロ支援国家指定解除や敵国貿易法の適用除外などで行動を求めている。
「ゲームで言えばレベルが上がるほど難しくなるのと同じ。次の段階は初期段階より難しくなる」というヒル次官補は、
「今日は疲れた」と本音も漏らした。
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