通話記録不正アクセスでドコモも賠償命令
フリー記者乙骨正生さんが、携帯電話の通話記録を不正に引き出されたとして、
NTTドコモの子会社元社員(電気通信事業法違反で有罪確定)と元創価大職員、
NTTドコモなどに計3000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は29日、
2人とドコモの計3者に計10万円の賠償を命じた。
ドコモの責任について永野厚郎裁判長は「通信の秘密が守られることは当然の前提なのに、
ドコモはその義務を果たさなかった。同社内部の者が外部と共謀して個人情報が侵害された。
原告の精神的苦痛は軽くない」と判決理由で指摘した。
乙骨さんは、不正アクセスは創価学会の指示と主張したが、判決は「指示や命令は認められない」と退けた。
判決によると、NTTドコモに派遣され、システム端末を扱う業務を担当していた元社員は2002年3〜4月、
元職員の指示を受け、乙骨さんの通話記録に不正にアクセスし、引き出した。
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