いつかは地元で! 夫婦で本格カレーの店 開店
16日から「景色、自然も味わって」
豊後高田市西真玉の「ヴィラ・フロレスタ」に十六日、本格カレー料理店
「サールナート」がオープンする。店主の瀬口彰治さん(57)と妻のゆみさん(54)は、共に同市出身。
大分市内で長年、カレーの店をやってきた。「いつかは地元で店を」との思いを実現させる。
数年前、二人の父親が相次いで亡くなったこともあり、同市臼野に帰郷。
その後も店のある大分市まで毎日通っていたが、限界を感じて地元に”移転”することを決意した。
店舗を探していて、知り合いや商工関係者に紹介されたのが「ヴィラ・フロレスタ」。
スペイン語で「森の別荘」を意味し、山あいにある農業体験などができる宿泊施設。
「ロケーションが最高」と二人。早速、空き店舗になっていたレストルームを店にすることに決めた。
彰治さんは会社勤めを辞め、東京の老舗インド料理店などで修業。二十五年前に
大分市内で店を開いた。当時はまだインド料理専門店などは珍しく、
「良いお客さんに支えられて続けられた」と振り返る。六月末に常連客に囲まれながら店を閉じた。
新たな店では、地元で取れた野菜などをふんだんに使った「薬膳(やくぜん)カレー」がメーンメニュー。
「景色や自然の風も味わってほしい」と彰治さん。二人は「やっと帰ってきた。
地元でゆっくりとやっていく。大分のお客さんに感謝の気持ちを忘れずに頑張りたい」と話している。
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