寧辺原子炉「16日に稼働停止」 北朝鮮、中国に通知
北朝鮮が寧辺で稼働中の原子炉を16日に停止すると中国政府側に伝えてきたことがわかった。
北朝鮮の核問題をめぐる6者協議の関係筋が明らかにした。
14日から訪朝する国際原子力機関(IAEA)の監視要員(査察官)らを現場に招き、
停止作業に立ち会わせることで、非核化に向けた積極的な姿勢をみせる考えとみられる。
IAEAの監視・検証チームのアデル・トルバ団長は13日、経由地の北京に到着し、
空港で記者団に「ここ数週間の北朝鮮側の協力のおかげで、我々の任務は成功するだろう」と期待感をにじませた。
IAEA関係者によると、トルバ団長ら10人のチームは核施設の
稼働停止・封印に立ち会いたいとの要望を北朝鮮側に伝えている。
監視要員は、10日間から2週間かけて、稼働停止・封印の対象となっている5施設で、監視カメラ設置などにあたる。
監視体制が整った後は、2人が交代制で現地に常駐し活動を続ける。
北朝鮮核施設の監視・検証にあたるIAEAの要員が北朝鮮入りするのは、02年末に追放されて以来、約4年半ぶり。
http://www.asahi.com/international/update/0714/TKY200707130494.html