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328 タコ(神奈川県)
97式戦闘機の残骸発見 遺族捜す


 先の大戦中、フィリピン・ルソン島バターン半島で墜落した旧日本軍戦闘機の残骸(ざんがい)が今年1月、墜落から65年ぶりに発見された。

 同機とともに墜落した米軍機パイロットの関係者が見つけた。

 エンジンの型式などから旧陸軍飛行第50戦隊所属の「97式戦闘機」で、
黒沢利貞軍曹が搭乗していたとみられる。機種特定などに協力した神奈川県葉山町の戦史研究家、
菅原完さん(78)は「ご家族にとっては故人ゆかりの貴重な品だと思う」と、黒沢軍曹の遺族を捜している。

 日米両国で出版されている記録や新聞記事などによると、黒沢軍曹は1942年2月9日、
「97式戦闘機」に搭乗して友軍機5機とともに米軍機と空中戦を展開した。
米軍将校が搭乗した戦闘機「P―40」1機を追うように、雲に覆われた同半島のマリベレス山山頂付近に墜落、行方不明となった。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070714i405.htm?from=main4