ドコモの「SO903iTV」にソフト更新サービス、販売も再開
NTTドコモは、アドレス帳などのデータが消失する不具合がある「SO903iTV」に
対するソフトウェア更新サービスの提供を開始した。あわせて店頭での販売も順次再開される。
「SO903iTV」は、ワンセグ視聴機能を備えたソニー・エリクソン製FOMA端末。
今年1月に発表され、6月22日に発売されたが、7月4日に「アドレス帳やメールなどの
データが消失する不具合がある」と発表された。しかし、不具合の発表時点では事象回避
あるいは改善の手段が判明しておらず、一時的に販売停止となっていた。
今回、ドコモでは「SO903iTV」の不具合を解消するソフトウェア更新サービスの提供を開始した。
同社によれば、ソフトの書き換えには2〜3分程度の時間がかかるという。
更新後は、「電話帳お預かりサービス」も通常通り利用できるようになる。
ドコモによれば、不具合の原因はSO903iTVの各機能(アプリケーション)の処理方法に
あったという。たとえばメールを作成し、端末内に保存処理しようとした場合、
保存が開催される直前のわずかなタイミングにメール受信など他のアクションが発生し、
メール受信アクションがメール保存アクションより先に終了すると、メール保存が正常に行なわれず
データの一部あるいは全てが消失する可能性がある。
データ消失の可能性があったのは、ユーザーが操作できる範囲全てで、メールやアドレス帳
静止画・動画、デコメール素材、着信メロディなど。有料コンテンツも消失の可能性があった。
ドコモでは、対象ユーザーに対して256MBのmicroSDカードと500円分のQUOカードを送付しているが、
消失した有料コンテンツの回復方法は特に用意されない。
また、店頭での販売も再開される。7月14日には東海・北陸・関西・四国・九州で、
18日には北海道・東北・関東甲信越・中国で店頭に並ぶ。
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