元NHK記者側が無罪主張 大津の連続放火控訴審
民家などに繰り返し火を付けた放火と放火未遂の罪に問われ、
1審で懲役7年を言い渡された元NHK大津放送局記者、笠松裕史被告(26)の控訴審第1回公判が
9日、大阪高裁(片岡博裁判長)であり、弁護側は「心神喪失状態だった」と無罪を主張した。
審理は終了、判決は9月4日。
弁護側の被告人質問の冒頭、笠松被告は「まず治療を受けさせてください」と訴え、裁判長にたしなめられた。
さらに警察の取り調べについて「『火を付けたら気が紛れた』とされるなど調書は創作だらけ」と話した。
1審大津地裁はことし1月、笠松被告が重度のそう状態で心神耗弱だったと認めたが、
「事の善悪や行為の結果は理解していた」と判断。弁護側が控訴した。
1審判決によると、笠松被告は平成17年4〜5月、大津市内で計7件の放火や放火未遂を繰り返し、
6月には実家がある大阪府岸和田市で段ボール箱に火を付け、建築中の建物を燃やそうとした。
http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070709/jkn070709012.htm 弁護側の精神喪失を理由にする手法はもう秋田