王子製紙社員が偽札を印刷、コーヒー店で使って逮捕
職場向かいのコーヒー店で偽千円札、王子製紙社員を逮捕
偽の千円札を東京・銀座のコーヒー店で使ったとして、警視庁捜査2課は3日、
製紙大手「王子製紙」(東京都中央区)の研究開発本部研究開発推進部社員、
津幡勝容疑者(46)(横浜市青葉区しらとり台)を偽造通貨行使の疑いで緊急逮捕した。
銀座では先月中旬から、同じコーヒー店やコンビニエンスストアで、
特徴が似た千円札の偽造紙幣約20枚が使用されており、同課は、津幡容疑者がほかにも自分で偽札を作り、
使っていた可能性が高いとみて追及している。
調べによると、津幡容疑者は3日午前7時過ぎ、東京都中央区銀座のコーヒー店のレジで、
前払い式の電子マネー「エディ」カードに入金させる目的で、偽の千円札2枚を店員に渡した疑い。
透かしがないことに店員が気付き、警視庁に通報している間に津幡容疑者は立ち去ったが、
道路を挟んで向かい側にある王子製紙本社で勤務中のところを見つかり、逮捕された。
調べに対し、「消費者金融の返済に窮し、会社のプリンターで作った」などと話しているという。
同社広報室は「事実確認ができておらず、コメントできない」としている。
(2007年7月3日20時1分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070703i212.htm