対馬市上対馬町で8日に開催される「第11回国境マラソンIN対馬」(同マラソン実行委員会主催、
読売新聞西部本社など後援)に、韓国から過去最多の279人の出場申し込みがあった。離島の
国際スポーツ大会として知名度を上げつつある。
大会は、島最北端にある同町の「日本の渚(なぎさ)百選」に選ばれた三宇田(みうだ)海水浴場を
発着点に行われる。競技は小学4年生以上が参加し、ハーフ(約21キロ)、10キロ、5キロ、
3キロ、2キロとウオーキング(約6キロ)の計6種目で、午前9時にハーフから順にスタートする。
大会事務局によると、これまでに1385人の参加申し込みがあり、うち国内は1106人。
韓国の選手たちは、1997年の第1回から毎年出場しているが、2001年4月に国境マラソン
と韓国・慶州市の「慶州さくらマラソン&ウオーク大会」とが「姉妹マラソン」の締結をしたこと
もあって、その年からさらに増えた。03年の第7回大会にはこれまでで最も多い205人が参加した。
今大会も多くの市民ボランティアが会場や沿道などで協力。会場での受け付けや給水、救護、通訳、
町特産の魚介類や焼き肉を無料で振る舞うほか、温泉も無料開放する。
7日午後7時30分からは上対馬総合センターで前夜祭が開かれる。地元住民らが舞踊や郷土芸能、
太鼓演奏などを披露する。また、1日から7日まで同センターで、これまでの大会の写真展が開かれる。
http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/042/042_070701.htm