インフルエンザワクチン 過去最多640万本余る 廃棄へ
2007年06月30日10時03分
インフルエンザワクチンの使用量が06年度、10年ぶりに減少に転じ、過去最多の約640万本の
ワクチンが余ったことが、厚生労働省の調べでわかった。暖冬などで例年より流行が遅く、
接種した人が予測より少なかったためとみられる。
ワクチンは、厚労省が翌シーズンに流行するインフルエンザの型や必要量を予想し、それをもとに
民間メーカーが製造する。厚労省は06年度のワクチン使用量を2200万本前後と予測し、メーカーは
2518万本を製造した。これに対し、実際の使用量は1877万本にとどまった。未使用分はすべて廃棄される。
06年度のワクチン使用量は05年度より55万本少なく、医療機関への調査から推定した
全国民の接種率は27.9%だった。また、ワクチンの余った量がこれまで最も多かったのは
04年度の431万本だった。
同省は07年度について、使用量を2000万本前後と予想し、2350万本の製造を見込む。
ソース:
http://www.asahi.com/life/update/0630/TKY200706300045.html