ドイツのBernd Hopfengartner氏が提唱する環境に優しい新デジタルデータ記録システム / メディア「麦畑」。
写真の例は符号化形式に2次元コードのData Matrixを採用、160メートル四方に渡り18x18のドットを刈り込んで
「Hello World!」を記録したもの。データの記録ヘッドには麦刈機を用い、読みとりには飛行機と光学カメラ、
デコードソフトウェアを利用する。
従来の記録メディアと比較した利点は完全な生分解性を備え環境に優しいこと。反面、放置しておくと各ビットが
勝手に成長してしまうため長期記録にはやや不向き。記録密度については、エラー訂正信号を無視しても
2万5600平方メートルでわずか40バイト程度、1ビットにつき約9メートル四方と大容量化には課題が残る。
メディアとしての可搬性については「持ち運び不可能」、また読みとりに飛行機が必要という問題があったものの、
Google Earthとの連携によってインターネット上のどこでもデータを配布・読みとり可能になった。
http://japanese.engadget.com/2007/06/20/google-earth-wheat-code-media/ kmzファイル
http://hello.w0r1d.net/kmz/hello_world.kmz