中国でがんが死因の第1位に ここにも環境問題 水、空気、食品が汚染
■全土で760万人、世界の13%
【北京=福島香織】中国でがん患者が急増している。衛生省が発表した統計によると、
昨年の中国人の死亡原因で、がんが初めて脳血管疾病を上回って1位となった。
都市部での死亡原因はがんが27・3%、農村でも25・1%と全体の4分の1以上。
背景には深刻な環境汚染などが指摘されている。
衛生省によると、2005年には中国全土で760万人ががんで死亡した。
これは世界のがん死亡者数の13%に相当する。
中国医学科学院腫瘍(しゅよう)研究所の陳智周研究員はがんの急増の3大原因として
(1)空気、水などの環境汚染、特に地下水汚染(2)食品汚染(3)細菌・ウイルスの増加−を指摘。
http://www.business-i.jp/news/china-page/news/200706210040a.nwc