【厚生年金】保険料を払っても、会社が未加入だと、もらえません。
厚生年金:未加入企業社員には給付せず 保険料徴収しても
柳沢伯夫厚生労働相は19日の参院厚労委員会で、従業員から保険料を徴収しながら、厚生年金に未加入の企業に勤めていた社員への対応について、
「納付がなかった方に給付を行うことは、適正な処理とは言えない。基本は納付者に給付でお応えする制度運営だ」
と述べ、年金を給付しない考えを明らかにした。
こうしたケースについて、社会保険庁の青柳親房運営部長は「事業主と従業員の民事上の問題になる」との見解を示した。
しかし、厚生年金への加入義務がありながら未加入の企業は約6万3000社あり、その一定数は従業員から保険料を集めている可能性があるという。
これらの企業の従業員が、給付の有無を判定する総務省の第三者委員会に「納付した」と申し立てる例は少なくないとみられ、混乱を招きそうだ。【吉田啓志】
毎日新聞 2007年6月19日 19時14分
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070620k0000m010044000c.html ※改行位置等を修正