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冥王星、また降格

 【ワシントン14日時事】昨年8月の国際天文学連合(IAU)総会で
太陽系第9惑星の地位から準惑星に降格された冥王星の質量が、
近年発見された準惑星「エリス」よりも小さいとの計算結果を
米カリフォルニア工科大学の天文学者マイク・ブラウン教授らが発表した。

 米天文学協会が14日明らかにしたところによると、
同教授らはハッブル宇宙望遠鏡などで観測したエリスの衛星ディスノミアの軌道上の動きから、
エリスの質量は冥王星の1.27倍と計算。
エリスの直径は冥王星よりやや大きいとされてきたが、質量も上回っていることを突き止めた。
冥王星は質量の比較でも、準惑星グループのトップの座に立つことができないと判断されたわけで、
「第二の降格」(ロイター通信)といわれている。
ブラウン教授はエリスの発見者。その発見は冥王星が惑星なのかどうかの論争を巻き起こす引き金になった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070615-00000046-jij-int