北京に謎の地下都市、30万人収容可能、ドリルで掘削した跡も

このエントリーをはてなブックマークに追加
1 日本語教師(神奈川県)
北京に謎の地下都市、30万人収容可能


 北京五輪に向け建設ラッシュで活気づく北京の地下に、迷宮のような巨大な地下街がひっそりと広がっている。
1960年代末−70年代、敵対していた旧ソ連との核戦争などに備えて掘った防空施設だ。
ごく一部が一般の見学用に公開されているが、全容は謎に包まれている。

 市中心部の天安門広場南側の前門地区に「北京地下城」の看板を掲げた小さな入り口がある。

 「地下道は四方八方に広がり迷いやすいので、はぐれないように」と案内人が注意した。写真撮影は禁止。
階段を下りると幅約2メートル、高さ約2・5メートルの地下道が複雑に広がっていた。
電灯が設置されるなど見学用に整備されているが、床は地下水が染み出ている所も。

 説明によると、軍総指揮部のほかホテル、学校、病院などさまざまな施設が残る。全長は少なくとも30キロ。30万人が収容可能という。

[2007年6月12日9時31分]

日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20070612-212045.html