世界の大豆、07−08年度は前年度比4%減〔需給報告〕
【シカゴ11日時事】米農務省は11日発表した6月需給報告で、2007−08年度
の世界全体の大豆生産高を前年度比4%減の2億2532万トンと予想した。米国の
大幅減産をアルゼンチンやブラジルの増産が一部補うとしている。期末在庫予想は
同15%減の5400万トンになる見込み。
同年度の生産高では、作付面積がトウモロコシに大幅シフトした米国が同14%
の大幅減産になると予想されている。一方、ブラジルとアルゼンチンが農作だった
前年度に比べイールド(1エーカー当たり収量)低下を予想しているものの、作付面
積の増加で、生産高はそれぞれ同3%増、同1%増となる見込み。
この予想に基づくと両国の生産高は前年に続き過去最高を更新する見込み。また、
米国の国内消費と輸出は前年並みを予想しているため、米国の期末在庫は約半減
の870万トンと予想している。
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=int_30&k=2007061200034