中国による対外投資100兆円規模に。米国JPモルガン、2020年予測
中国による対外投資が2020年には8000億ドル(約96兆円)を超えるとの予測を、
米投資銀行大手JPモルガン・チェースがまとめた。
中国は先に米投資会社のブラックストーン・グループに30億ドルの出資を決めたが、
1兆2000億ドルを超えた外貨準備高の運用で国外でのM&A(企業の合併・買収)など対外投資をさらに活発化させる。
雪崩を打って流れ出す「チャイナマネー」の行方が国際経済を揺るがす材料になりそうだ。(河崎真澄)
JPモルガンの予測は前提条件として、中国当局による資本管理の完全な自由化をあげた。
しかし中国はすでに、巨額の外貨準備の国外運用を行う国有投資会社の設立を決め、
その第1弾としてブラックストーンへの大型出資で米側と合意するなど、国外への資本還流に道筋をつけている。
中国は外貨準備のおよそ8割を米国債など米ドル建てで保有してきているが、
貿易黒字の拡大などで年間2000億ドル程度増えるとみられ、保有リスク軽減や効率的運用が課題となっていた。
同時に民間企業に蓄積されている外貨も国外での運用先をM&Aに求め始めている。
香港紙、文匯報によると、米会計事務所大手のアーンスト&ヤングは、取引先企業からの聞き取り調査の結果として、
09年までに中国企業が数百億元(数千億円)の資金をM&Aに投じるとの見通しを明らかにした。
移動体通信や小売業、国外での油田権益獲得を狙う石油業界で進出意欲が強いという。
また別の会計事務所大手プライスウオーターハウス・クーパーズが、
中国の大手企業47社に行った調査では、すでに国外でM&Aを行ったことがあるか、
今後1年以内にM&Aを行う計画があるとの回答は合わせて40%に達した。
エレクトロニクス製品やファッションなど欧米や日本で確立されたブランドをもつ外資の買収を狙っている。
続きはソースで
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070531-00000009-fsi-bus_all 依頼
http://news23.2ch.net/test/read.cgi/news/1180581620/383