年金問題、自民が菅代表代行を批判
消えた年金問題をめぐって国会が大荒れとなる中、
与野党の幹部が、互いに問題の責任を追及し合う、いわば場外乱闘が起きています。
「年金記録の問題が起こってしまった、この今の仕組みを作ったときの
厚生労働大臣は誰だった?菅直人さんじゃありませんか?」(安倍首相)
「基礎年金番号の導入を私の名前で決定。私が厚生大臣を辞めた後、
小泉純一郎厚生大臣の下で、基礎年金番号の実際の付与が行われた」(民主党 菅 直人代表代行)
国民年金と厚生年金などで共通に使用できる基礎年金番号の導入を決めたのは
96年の橋本内閣で、このときの厚生大臣が、民主党の菅代表代行だったことから、
安倍総理ら、自民党は、菅代行を名指しで批判し始めました。
これに対し、菅氏は、会見で「基礎年金番号制度の導入自体は、
当時、自民党も賛成した。安倍総理はそれを否定するのか」と反論。
後任の小泉厚生大臣時代に始まった、社会保険庁による番号統合の作業が
しっかり行われなかったために、消えた年金問題が生まれたと述べました。
年金問題で守勢に回った自民党の危機感の現われとも言えますが、
一方の民主党は、年金問題を今後も大きな争点とする構えで、
与野党の攻防は質疑の外にまで広がっています。
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