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572 養蜂業(埼玉県)
シンドラーエレベーター事故死からもう1年 遺族「風化が怖い」

東京都港区の公共住宅で、高校生がシンドラーエレベータ社製のエレベーターに挟まれ、
死亡した事故から3日で1年。亡くなった市川大輔(ひろすけ)さん(当時16)の両親はこの
間、事故原因の究明を願い続けてきた。「風化が怖い。このままでは家族が前に進めない」と訴える。

父和民さん(53)と母正子さん(55)は事故後、ふさぎ込む日が続いた。「どうしてエレベーターで
死ななければならなかったのか」。その思いが募り、手探りで調査を始めた。
今年2月、2人は事故の際大輔さんとエレベーターに乗り合わせた女性(58)に会った。
「大輔さんが自転車を押して出ようとしていたから『開』のボタンを押し続けていたと思う。
でもエレベーターは上がってしまった」と話してくれた。

同じころ、正子さんは滋賀県内にある国内メーカーの工場を訪れた。同社の製品は何重にも
安全装置を備えていると聞かされ、「このエレベーターなら大輔は死なずにすんだ」と思った。
5月には弁護士とともに東京地検を訪れて「シンドラー社の責任が問われないと納得いかない。
時間がかかってもいいので、徹底した責任追及を」と訴えた。

事故後、不具合が以前から続出していたことが発覚したシンドラー社。事故情報や点検方法の
引き継ぎが十分でなかった保守管理会社。そして保守会社を管理・監督する立場だった港区。
事故をめぐる実情を知るほどに「それぞれ何をしていたのか」と怒りがこみ上げた。
これまでの警視庁の捜査で、保守管理会社「エス・イー・シーエレベーター」側の点検が
不十分だった疑いが強まっている。しかし、和民さんと正子さんは「シンドラー社や港区側
にも責任は必ずあるはず」と話す。 2人はいまも、事故が起きたマンションの12階に住む。
エレベーターはどこにでもあり、日常生活に欠かせないが、和民さんがエレベーターを使うのは
ビルやマンションの高層階に行くときだけで、それもシンドラー社製でないことを確認してからだ。
正子さんは事故後、エレベーターに乗ることができない。

そーす
http://www.asahi.com/national/update/0602/TKY200706020185.html