【喫煙厨脂肪】31日から禁煙週間 保険適用で治療身近に
五月三十一日から六月六日までは禁煙週間−。禁煙治療に保険が適用されるようになって四月で
丸一年が経過した。現在、鳥取県内で保険診療を受けることができる医療機関は三十七機関。一年前
の同時期に比べ、約三倍に増えた。禁煙に対する機運が高まる中、禁煙治療が身近なものとして徐々
に浸透しつつある。一方、治療に当たる医師からは「若年層の患者は保険の適用外になり、治療を敬遠
する人が多い」と、保険条件の見直しを指摘する声も上がっている。現状と課題を探った。
保険診療を受けるには、ニコチン依存度を調べるスクリーニングテストで「ニコチン依存症」と診断され
た人、一日の喫煙本数×喫煙年数(=ブリンクマン指数)が二百以上−など、いくつかの条件が必要と
なる。治療期間は通常、十二週間(うち診察は五回)。薬は主に、腕やおなかに張って皮膚からニコチン
を吸収させる「ニコチンパッチ」が使われる。ニコチンパッチは禁煙による離脱症状(頭痛、イライラなど)
を和らげ、禁煙を助ける効果がある。治療費は三割の自己負担で約一万二千円だ。
http://www.nnn.co.jp/news/070527/20070527007.html