津山農業普及指導センターは24日、津山市大岩の田のあぜに樹皮とムカデ芝(センチピートグラス)
を敷き、雑草の繁殖抑制を図る実証地を設けた。農業者の負担が大きい草刈り作業の省力化のため
近年、ムカデ芝が普及しつつあるが、樹皮とムカデ芝の組み合わせは、県内では昨夏から試験が
始まったばかりの効率的方法で、実証に向けた本格的取り組みは初めて。
ムカデ芝をあぜに植えると根が広がって地盤を固くし雑草の発芽を抑えるほか、病害虫の防除にも
効果があるとされる。樹皮を敷き詰めた上でムカデ芝を植え付ければ、日光を遮ることで、ムカデ芝
の効果を一層高めることができるという。実証地の作業には地元の農家ら約20人が参加。約1400
平方メートルのあぜに粉砕したスギとヒノキの樹皮(体積50立方メートル)を約8センチの厚みに敷き、
のりを混ぜた液体を散布。樹皮面に穴を開け、ムカデ芝の苗を15センチ間隔で植えた。25日も作業
し、2日間で計5万本を植え付ける。
http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2007/05/25/2007052509285734007.html