「死生学」を長年研究してきたアルフォンス・デーケン上智大名誉教授(74)の
講演会「いのちを輝かせる〜ユーモアの力」が13日、
中央区のカトリック大名町教会であった。デーケンさんは「よりよく生きるために、
ユーモアに満ちた人間関係を築くことが大切だ」と話した。
福岡ホスピスの会(福岡市)の主催。多くのホスピスや老人ホームを訪問し、
末期医療の改善に取り組んできたデーケンさんは、肉体的な死以外に、
生きる意欲を失う「心理的な死」や家族らと隔絶される「社会的な死」などがあると指摘。
「20世紀は肉体的な死の延命を可能にした。21世紀はクオリティー・オブ・ライフ
(生命や生活の質)を高めることが新たな挑戦となる」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070515-00000199-mailo-l40