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高校球児の胸に打球が直撃→心肺停止→観戦中の救命士がAEDで対処

■ "一命入魂" ＡＥＤで心肺停止の球児救う　救命士に感謝状

日本高校野球連盟は十三日、四月三十日に行われた春季近畿地区高校野球大会大阪府予選でＡＥＤ
（自動体外式除細動器）を使用して選手の一命を救った岸和田市消防本部の救急救命士、岡利次さん
(39)を表彰した。表彰式は大阪市此花区の舞洲球場で行われ、同連盟の脇村春夫会長から感謝の言葉
と賞状が贈られた。

岡さんは飛翔館高で試合を観戦中、胸に打球を受けて心肺停止状態になった選手をＡＥＤを使って
素早く対処し、高校球児の一命を取り留めた。ＡＥＤを使用しての救命は高校野球では初めてで、
選手はその後回復し、九日に退院した。岡さんは「表彰されたことはうれしいが、選手がけがから
元気になったことが何よりうれしい。休みの日にあのような現場に遭遇したのは初めてでびっくり
した。ＡＥＤの音声ガイダンスが聞こえるなど初めて分かったこともあり、今後の活動に生かしたい」
と話していた。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/200705/news0514.html#05142

感謝状を受け取り、日本高野連の脇村会長（左）と握手する岡さん
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/200705/images/0514211.jpg