偽名を使って通信販売会社からフィットネス機器などを購入し、代金を支払わなかったとして、
千葉県警柏署は9日、同県浦安市明海、東京大学4年、広部拓也(22)と、東京都葛飾区亀有、日本大学3年、
倉田祐樹(22)の両容疑者を、詐欺と組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)の疑いで逮捕した。また、同県
我孫子市柴崎台、無職近藤仁被告(30)(別の詐欺未遂罪で起訴)を両容疑で再逮捕した。
調べによると、3人は今年2〜3月、インターネットを通じて計9回、東京都渋谷区内の通販会社に、「乗馬型」
のフィットネス機器や体重計など計10点(計25万7300円相当)の購入を申し込み、同県柏市などのアパート
に配達させ、代金を払わず、だまし取った疑い。商品はインターネットオークションで転売した。商品の購入やア
パートの契約には偽名を使っていた。
アパートは、近藤被告が、同市内や東京都内などの少なくとも5か所で借りていた。県警は、アパート内から、
だまし取ったとみられる数十点の商品を押収しており、余罪も追及する。
広部、倉田両容疑者は、インターネットの掲示板を通じて近藤被告と知り合い、犯行は近藤被告が指示してい
たという。両容疑者は「小遣いが欲しかった」などと供述しているという。
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20070510nt05.htm