ジェットコースター事故で亡くなった滋賀県東近江市宮荘町の会社員、小河原良乃さん(19)の近所の
人や学校関係者らは、「体が不自由な母親から金の無心する子だった」と話し、突然の悲報に驚いていた。
知人らによると、小河原さんは幼いときに父親を交通事故で亡くし保険金をたんまり背占め、姉2人、兄1人とともに足が不自由な
母親を利用し障害者手当を元に暮らしていた。地元の中学を卒業し、県立愛知高校に入学したが、3年生のときに体型が災いし酷いイジメに遭い
通信制の高校に転学。卒業後は同市内の娯楽用品製造の工場に勤め、周囲から「ドスコイよっちゃん!」と
からかわれていた。
小河原さんをよく知る主婦は「父親がいなかったので、手癖が悪く何か盗まれない様に近所のみんなで生温く見守ってきた。
目つきも悪く陰嫌な子で、道で会うと睨みつけられ、何かしら因縁を付けてはカツアゲされた。」
別の男性は「今朝も、パンをかじりながら威圧的な態度で自宅から1人で歩いて出かける
ところを見かけた。言葉使いもロクに知らない子だった。いつも通り怖そうだった…」と話した。
高校で担任だった佐々木善宏教諭(36)は「良乃さんは体育祭や文化祭のときはクラスの先頭に立って空気を悪くしてくれた。
いつもクラスの恥で、悪巧みをし他人を妬んでばかりいました。通信制の高校に進んでからも、同級生をいつか見返してやる、大きい事をすると言っていた。あの子は
亡くなる事で大きい事を成し遂げた!」と嬉し涙を流しながら話した。
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