マネキンも“萌え”の時代 キャラクター設定も
子供服売り場のアニメ顔のマネキン(撮影・山田俊介)
星の宿ったパッチリ瞳は、まるでアニメの登場人物−。子供服売り場に、アニメのキャラクターを思わせる
顔立ちのマネキン人形の進出が目立っている。
アニメ顔のマネキンが登場しはじめたのは5年ほど前。マネキン大手の平和マネキン(本部・東京)がアニメ
顔のマネキンシリーズ「きゃらもあ2」の生産を開始、他のメーカーも類似商品で追随し、スーパーや専門店
の子供服売り場に広がった。
平和では、社内デザイナーが流行をふまえて独自にデザイン。5歳、8歳、13歳の子供6種類をそろえ、
「拓哉、13歳、嫌いなもの勉強」「麻衣、13歳、好きなものチョコレート、嫌いなものはクモ」など性格付けま
で設定する力の入れようだ。
マネキンは、「あまりにリアルだと不気味がられるので、バランスが難しい」(平和マネキン幹部)というが、
「きゃらもあ2」シリーズの引き合いは好調だ。市場が横ばいで推移する中、昨年度は前年比15%増と急拡
大。今では子供服用マネキンのうち35%が「きゃらもあ2」シリーズといい、その勢いに手応えを感じている。
(2007/04/29 19:04)
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