内定ブルー、ジョブホッパーの元凶
2007年04月15日21時00分トラックバック 14user クリップ (コメント 0user)
「内定ブルー」という言葉があるそうだ。売り手市場となった昨今、就職活動
で複数の内定をもらうのも容易となり、「他の企業の選考を辞退せよ」という人事部
の命令にバカ正直にしたがって早々に就職活動を終了させてしまったものの、「本当
にこの会社でいいのか」「もっとほかに、自分にあった会社があるのではないか」と悩
みこんでしまうことを指す。
この状態が、入社後もずっと続いている人がいる。「今の会社は何か違うのでは」と
の漠然とした思いから、1〜2年で転職・転社を繰り返し、いつまでたっても満足なキャ
リアを歩めず、人材紹介会社の餌食になっている人は多い。一般的に、紹介した社員
の年収の約3割が転職先企業から人材紹介会社に支払われるため、「ヒト転がし」の
ネタになるジョブホッパーは、いいカモなのだ。
完璧な会社などないので、20代、30代の社会経験の浅い若い人たちが会社選びに
迷うのは当然だ。だが、必要以上にこうした「青い鳥症候群」になってしまう原因は、
自分のなかに会社選びの明確な基準軸を持ち必要な情報を集めたうえで、優先順位
をつけられていないからである。
カネなのか、スキルアップなのか、休みなのか、職場環境なのか…。応募する側が、
確固とした評価軸を持っていないから、企業側が莫大な資本力を背景に広告会社を使
って打ち出してくるウソのイメージ戦略にだまされ、情報操作され、軸もどんどんブレて
いく。そして、入社後に大きなギャップを感じて辞めたくなってしまう。
要は、「正しく迷え」ということである。本書は、その糧となるものを提供する。
http://news.livedoor.com/article/detail/3119597/