シャープ、前期純利益15%増・4期連続最高、液晶伸びる
シャープが25日発表した2007年3月期の連結決算は、純利益が前期比15%増の
1017億円と4期連続で過去最高を記録した。大型の液晶テレビや、携帯電話向け
液晶パネルなどが伸びた。期末14円配を実施し、年間配当は26円(前期比4円増配)
とする方針。
売上高は12%増の3兆1277億円だった。大型液晶カラーテレビや携帯電話が
増えたうえ、カラー複写機なども好調だった。
営業利益は14%増の1865億円。液晶テレビの06年10月―07年3月期の店頭
価格は、業界全体で06年4―9月期と比べ約2割下落したと推定されているが、
シャープでは大型化へのシフトが寄与して「7%上昇した」(佐治寛副社長)という。
経常利益は13%増の1705億円だった。
08年3月期の連結業績は、税制改正による減価償却制度変更に伴って、減価
償却費が従来方法に比べ200億円増え、利益の伸びを抑える。売上高は3兆
4000億円と9%増を予想するが、営業利益は2%増の1900億円、経常利益は
3%増の1750億円の見込み。純利益は3%増の 1050億円の見通し。 (17:21)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070425AT3L2505G25042007.html