少年誌の表紙がエロ杉て買えないよ

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1 絵本作家(東京都)
【思い出図書館】落語家・林家木久蔵 『鞍馬天狗・角兵衛獅子』大仏次郎著


落語家・林家木久蔵
 胸躍らせた少年小説は大仏次郎の『鞍馬天狗・角兵衛獅子』である。

 昭和22年、小学3年のとき級友に吉田君という仲良しがいた。遊びに行くと、本のない時代に彼の部屋の
本棚には講談社の「少年倶楽部」がズラリとそろっていてうらやましかった。戦中出版されたその雑誌に
『鞍馬天狗・角兵衛獅子』は連載されていた。夢中で、彼の家に通いその少年誌をむさぼったものだ。

 京の夕暮れ、角兵衛獅子の杉作と新吉は稼ぎを落としてしまう。2人に金をめぐんで救ってやる宗十郎頭巾
の鞍馬天狗。十手をあずかる角兵衛の親方長七が新選組に通報するが、杉作の機知で天狗をとり逃す。
杉作ら角兵衛の子供たちを薩摩屋敷の西郷隆盛に託した天狗は、密使に化けて単身大坂城に乗り込むが、
正体を暴かれ水牢に投げ込まれてしまう。しかし水牢の取り入れ口を見つけた杉作の働きで、2人とも城内より脱出する。



http://www.sankei.co.jp/books/ichioshi/070326/ios070326000-1.jpg


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