米バージニア工科大学銃乱射事件の犯人、チョ・スンヒ容疑者の両親が自殺を図ったとの一部報道について、
米警察当局は「チョ容疑者の両親を保護している」と明らかにした。
米捜査当局関係者は、チョ容疑者の両親が自殺を図ったという一部報道について、これを否定した。
米連邦捜査局(FBI)は事件当日の午後、チョ容疑者の両親を呼び調査を行ったという。
これについてクォン・テヨン駐米韓国総領事も「根拠のない数多くの噂のひとつ」と全面否定した。
クォン総領事は「FBIが犯人がチョ容疑者と発表するにあたって、
両親の自殺の可能性を考慮しないはずがない」と説明した。
周辺人物の安全を確保するのが捜査の基本というわけだ。
クォン総領事は「チョ容疑者の両親はある場所で保護中」と語った。
17日午前にFBIがチョ容疑者の身元を発表した直後、近隣住民の間では
チョ容疑者の両親が病院に搬送され入院したという噂が駆け巡った。
ロサンゼルスの韓国系放送「ラジオコリア」は同日、
「チョ容疑者の父親が息子の犯行の知らせを聞いた直後に自ら動脈を切りつけ、
母親は薬物を服用し重体との噂が飛び交っている」と報じ、自殺説が拡散した。
チョ容疑者の父、チョ・ソンテさんはチョ容疑者が8歳の時、1992年に渡米。
建設業、クリーニング業などに従事した後、数年前にクリーニング店を開業。夫婦で店を経営していたという。
チョ容疑者の両親は現在ワシントンから南に20マイルほど離れたセントビルに住んでいるが、
近所付き合いはなかったという。
チェ・スヒョン記者
ソース 朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/article/20070418000067