日米印が初の共同海上訓練、房総沖
日本の海上自衛隊と、アメリカとインドの海軍による3か国の初めての共同訓練が、千葉県の
房総半島沖で行われました。
この共同訓練は、インドの駆逐艦がおよそ2年半ぶりに来日したのに合わせて初めて行われた
ものです。
訓練には、海上自衛隊からイージス護衛艦「きりしま」など護衛艦4隻が、アメリカ海軍からは
「マスティン」などイージス駆逐艦2隻が、そして、インド海軍からは駆逐艦や補給艦、
ミサイル艦が参加しました。
訓練は房総半島沖でおよそ7時間、無線による通信訓練や船同士が併走するために近づく
訓練などが行われました。日本とアメリカが、インドを交えた3か国の海軍による共同訓練を
行うのは、これが初めてです。
インド海軍の装備は、ロシア海軍の影響を強く受けていますが、近年は急速に伸びる
経済力を背景に、独自の近代化を進めています。今回の訓練は、信頼醸成にとどまらず、
テロや大量破壊兵器の不拡散での将来の協力を見据えると共に、海軍の急速な強化と
近代化を進めている中国をけん制する狙いもあるとみられます。
http://news.tbs.co.jp/headline/tbs_headline3541158.html