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34 僧侶(神奈川県)
ジャスコ誤認逮捕致死事件の損害賠償請求訴訟 県側「制圧行為に過失ない」

四日市の誤認逮捕:損賠訴訟 県側争う姿勢 「制圧行為に過失ない」 /三重

 四日市市のスーパーで3年前、同市内の男性(当時68歳)が警察官に押さえつけられた後に
死亡したのは限度を超える制圧行為などが原因として、男性の妻(66)が県を相手取り
約5700万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が12日、津地裁であった。県側は
請求の棄却を求め、争う姿勢を示した。

 訴状によると、男性は04年2月17日、ジャスコ四日市尾平店の現金自動受払機(ATM)
コーナーで後ろに並んだ女性に泥棒扱いされ、付近の客に取り押さえられた。駆け付けた
四日市南署員が窃盗未遂の疑いで現行犯逮捕。男性は約20分間押さえつけられた後、嘔吐
(おうと)して意識を失い、翌日に高血圧性心不全と不整脈で死亡した。

 遺族側は「窃盗被害の形跡が何もなく、現行犯逮捕の用件が整わない誤認逮捕で、逮捕後の
警察官による制圧行為も限度を超えており、死亡との因果関係は明らか」と指摘している。

 これに対し、県側は答弁書で「逮捕後の制圧行為に過失はなく、死亡との因果関係も不明」
として請求を棄却するように主張した。【高木香奈】

〔三重版〕

毎日新聞 2007年4月13日
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/mie/news/20070413ddlk24040068000c.html