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312 建設作業員(兵庫県)
「私達二人だけの為にオーケストラが演奏してくれたら」老夫婦の夢を粋な団長が叶える

夫婦2人のためにオーケストラ演奏 10年越しの夢実る

「私たち2人だけのためにオーケストラが演奏してくれたら」――。
ある夫婦が10年前、投書につづった「夢」が、埼玉県新座市の
市民オーケストラの粋なはからいで実現した。約50人が、
2人のためだけに1時間の演奏会を開いた。

この夫婦は、神奈川県藤沢市に住む元大学教授の
青山友雄さん(65)と、美智子さん(63)。

美智子さんが10年前、朝日新聞の「ひととき」欄に載せた投書が
演奏会への扉を開いた。投書には、退職金をすべてつぎ込み、
オーケストラを呼んで食事会をするという友雄さんの計画が記され、
美智子さんはそんな夫を「夢みる夢太郎みたい」と書いた。

記事を読み、「新座交響楽団」団長の杉山英明さん(74)の好奇心が
はじけた。いつも唐突にイベントを計画し、団員を困らせている杉山さんは、
この時も「なんてステキな夢を持った人だ。なんとかかなえてあげたい」
と、すぐ美智子さんに連絡した。

約束なしに友雄さんの職場を訪れて
「退職は10年も先のことだけど、役に立ちたい」と伝えた。
友雄さんは「突然のことでなにがなんだか分からず、あぜんとした」。

以来、毎秋に開かれる楽団の定期演奏会に友雄さんを招待し、親交を深めた。
昨年4月、友雄さんから正式に「2人のために演奏会を」と申し出があった。
http://www.asahi.com/culture/update/0414/TKY200704140225.html