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126 女流棋士(埼玉県)
出でよ、猛々しいプログラマ!

2007年3月に,米MicrosoftはTechFest2007という同社のイベントで,
100件以上の将来技術の研究プロジェクトを公開した。そのプロジェクトの
一つに,4歳ぐらいの子供を対象にプログラミングの楽しさを伝えることを
目的としたXbox用ゲームがあった。

Microsoftがデモしたそのゲームは,Boku(おそらく日本語を意識したもの)と呼ぶ,
かわいらしい眼を持つ頭部だけのキャラクタ(ロボット?)を,3Dで表現される緑の島で,
自由に行動させるというもの。ユーザーはBokuを,アクション(行動),オブジェクト(対象)
ビヘイビア(振る舞い)などに相当するアイコンを,一連のバーの上に並べることでプログラミングする。

赤いリンゴを食べるBoku,島に生えている木を揺さぶって実を落とすBoku,どこからか飛んでくるUFO
を打ち落とすBoku,そうしたいろいろなBokuをプログラミングして仮想空間で自由に遊ばせる。
同社のサイトなどから得た情報によると,そんな感じのソフトだ。

気になったのは,4歳ぐらいの子供にゲーム感覚でプログラミングの楽しさや喜びを教えるという
コンセプトのほうだ。瞬間的に「ゲームとはいえ,4歳からプログラミングをやらされるとはかわい
そうに」と思ったが,それではネガティブ過ぎると思い直し,子供にプログラミングを教える是非に
ついて考えてみた。

この手の話を始めると必ず,「プログラミングなんか教える前に,子供には責任感や倫理といった
モラルをきちんと教えるべき」とか「プログラミング言語の前に自然言語(日本語)をちゃんと学べ」
といった意見が出る。至極もっともであり,それに異を唱えるつもりはない。ここでは,そうした教育
全般の問題としてではなく,単純に,プログラミングを教えることが子供のためになるかどうかを論じてみたい。

そーす
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20070412/268084/