鈴木敏夫プロデューサーに聞く
――今日は一つしか質問しません。それは、「ポニョ」で宮崎監督が何に挑戦
しようとしているのか、ということです。
鈴木 そんなの分かりませんよ。こっちが聞きたいくらい(笑)。
――終わっちゃうじゃないですか、このインタビュー。
鈴木 だってね、宮さん(=宮崎監督)は、ありとあらゆるものを手に入れた人でしょ。
あとは、余生を静かに過ごしてもいいはずなのに、なぜ、また撮るのか。実は僕も
そばにいて不思議なくらいなんです。
(略)
息子が監督すると知った時は、自分の人生に対する嫌がらせだと感じたかも
知れませんが、やっぱりどこかで気になっていたのでしょう。これは僕の推測ですが、
宮さんはひょっとしたら「吾朗がアニメーションを作ると言い出した責任は自分にある
んじゃないか」と感じている可能性があると思います。
(略)
主人公の宗介は5歳という設定です。宮さんにとって、子どもといえば5歳ぐらい
なんですね。「となりのトトロ」のメイもそのくらいだったでしょう。……えっと、質問なんだったっけ?
――「ポニョ」で宮崎監督が何に挑戦しようとしているのか、です。
鈴木 そうだった。忘れていた(笑)。でもね、最初にも言いましたが、分かりませんよ、
本当に。今、話せるのはこのくらいだよ。
ttp://www.yomiuri.co.jp/entertainment/ghibli/cnt_interview_20070410.htm ( ゚д゚)