お前ら何につまづいた?

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1 守銭奴(東京都)
http://www.nikkei.co.jp/china/news/20070409c2a49000_09.html

4/10)日本企業が中国でつまずく4つのポイント――富士通総研の金堅敏上席主任研究員に聞く

金堅敏上席主任研究員
 日本企業がこぞって中国市場に進出して久しい。
市場シェア獲得に成功している企業もあるが、
一方でうまくいかず撤退に追い込まれる企業もあるなど多くの事例が出てきた。
果たして日本企業が中国事業でつまづくポイントはどこにあるか。
中国出身で、アジア圏の多国籍企業の進出状況について研究している富士通総研の金堅敏上席主任研究員に話を聞いた。


――日本企業の中国事業は現在どういう段階にあるか。

 中国進出の当初は生産拠点としてしか見ていなかったが、3―4年前にはほとんどの企業が方針を転換し、
中国を市場として見るようになった。
携帯電話の販売台数は2006年が1億2000万台で2007年は1億5000万台にもなるという。
自動車も昨年の715万台から2007年は830万−850万台になると言われている。
そしてすでに立ち上がっている消費者向け市場だけでなく、これから1−2年はB2Bのインフラ関連も伸びてくるだろう。

――日本企業がつまずくポイントは。

 1つは、製品やサービスを投入するポイントが遅れている。中国は消費の高度化がかなり進んでいる。
携帯電話端末は日本が進んでいるのに、中国では多彩なラインアップを適切なタイミングで
投入することができなかったため、撤退する企業が相次いだ。カラーテレビも高いブランド力を持ちながら、シェアを取りきれていない。
化粧品は欧米のブランド力が高いとはいえ、中国人女性の日本メーカー商品に対する評価は高く、もっと積極的に展開してもよいだろう。