米大統領、移民制度改革訴え・民主党と協力模索
ブッシュ米大統領は9日、メキシコ国境沿いにあるアリゾナ州ユマを遊説に訪れ、
包括的な移民制度改革の実現を訴えた。イラク情勢で世論の支持を失うなか、
移民問題では比較的立場が近い民主党の協力を取り付けて主導権回復を
目指そうとの思惑だ。
大統領は「これは感情的な問題だ」と述べ、政治的な合意を見いだすのは
難しいことを認めつつ、「今の(議会の)雰囲気は良い」と語り、昨秋の
中間選挙で12年ぶりに過半数を奪回した民主党との協力に期待感を表明した。
大統領は昨年春にも移民問題で議会に法整備を要求したが、
当時議会与党だった共和党が分裂して議論は先送りされた。
大統領は9日の遊説で(1)国境警備の強化(2)不法移民を対象とした
「一時労働許可制度」(3)不法移民を雇った米企業への罰則強化
(4)すでに米国にいる不法移民に永住を認める枠組みの新設
――を柱とする包括改革案の実現を呼びかけた
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070410AT2M1000L10042007.html 依頼170
ぱんなこった