中国が「拉致」解決に協力、日中共同文書に初の明記へ

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1 女(dion軍)
中国が「拉致」解決に協力、日中共同文書に初の明記へ


 11日に来日する中国の温家宝首相と安倍首相との首脳会談で、作成する予定の共同文書の
骨格が明らかになった。

 昨年10月の日中首脳会談で合意した両国の「戦略的互恵関係」をさらに発展させることを明記。
閣僚級の「ハイレベル経済対話」を開始することや、日本産米の中国への輸出解禁、中国からの
「トキ」提供などを盛り込む。北朝鮮による拉致問題に関しては、中国が「必要な協力を提供する」
との文言を盛り込む方向だ。日中の共同文書で拉致問題について触れるのは初めてとなる。

 ハイレベル経済対話については、日本の麻生外相と中国の曽培炎副首相が議長を務め、資源・
エネルギーや環境、知的財産権保護など、幅広い協力を話し合う場とする。歴史問題に関しては、
「過去の不幸な教訓に学ぶ」などとして、日中の有識者による歴史共同研究、旧日本軍の
遺棄化学兵器の処理などを進めることを表明する。

 日中の環境・省エネルギー分野の協力については、共同文書とは別の文書を作成する。

 中国首脳の来日時に共同文書を作成するのは、1998年の江沢民国家主席(当時)来日以来。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070410i101.htm